まるつの革いじり。

今回紹介する作品はコチラ

ウォレットです。





タイプはセミロングになります。



ここで、まるつのウォレットのサイズの紹介を。



私が作っている作品は全てオーダーメード。




オーダーを頂き、打ち合わせ後に型紙から作っています。



もちろん、ウォレットも。




ただでさえ、趣味と言う位置づけなのに、オーダーメイドというスタイルなので、




完成までに時間がかかってしまい、




オーダーしてくれた皆さんにご迷惑をお掛けしています。



・・・・・すみません。




オーダーメイドなのですが、基本の長さが無いと、依頼者さんも悩んでしまいますよね？



私の作るウォレットの種類（サイズ）は、



ショート（折った状態で１１０㍉×９５㍉くらい）


ミディアム（１１０㍉×１４０㍉くらい）


セミロング（１１０㍉×１８０㍉くらい）


ロング（１１０㍉×２００㍉くらい）



の4種類。




オーダーメイドなので、仕様により１０㍉くらい違いが出ることもありますが、


基本はこの４つ。




長くなりましたが、今回は、セミロング。



ジーンズの後ろのポケットに入れて、40ミリくらい出る感じです。




で、今回のウォレットの外側は・・・

こんな感じ。


ナチュラルベースでまわりに黒い革の飾りが付いています。



外周はカンガルーレース（茶色）でかがりました。



ダブルステッチというかがりです。



ウォレットロープをつけるところの金具は、真鍮製。



ウォレットと共に経年変化が楽しめる金属です。





内側は・・・・

こんな感じ。



ナチュラルの革に黒いステッチ。



糸はもちろんシニュー。



かなり丈夫な糸です。





カード入れは・・・・

こんな感じ。




今回はふた付き。




センターにダイヤのスタッズを打ちました。



シンプルでいい感じです。



ふたはボタンで閉めるのですが、ボタンも真鍮製。




せっかく真鍮なので、ボタンは隠さず出しました。




開くと・・・

こんな感じ。




表に2段のカード入れ。




その裏に、まとめて入れられるポケットがあります。




フタの裏は補強のため革を貼ってありますが、



ポケットとして使うことも可能。



へそくりを隠すなら、ココだ！



カード入れ（全体）の裏にも隠しポケットがあります。




小銭入れの裏にも。




大切なカードはそこに入れておくことが出来ます。




小銭入れは・・・・

こんな感じ。



まるつオリジナル刻印はココに。



ちゃっかりベストポジションに。




フタの開閉はボタン式。



ココでも真鍮のボタンを使用。



せっかくなので隠さず出しました。



開くと・・・

こんな感じ。



開きすぎるくらい開く小銭入れ。




まるつのウォレットの代名詞的なモノです。




小銭を出す時のストレスを軽減しています。




札入は・・・・

こんな感じ。



両側スライドマチの採用で、かなり開いてくれます。



お札の取り出しを容易にしています。




黒い豚革を貼ってあり、高級感を出しています。



札入はこの他に、カード入れの裏にもあります。




今回の作品も依頼者のスタイルにあったモノになっていますよ。




時間はかかってしまいますが、



打ち合わせはしっかりやってオーダーメイドでこれからも行こうと考えています。




趣味のレベルですので、


手は抜きません。（好きなことに手を抜く人っていませんよね？）



儲け重視じゃないので、安く作ることが出来ます。



しかし欠点もあります。



今回も何度も言ってますが、



本業は「土いじり」。趣味の時間があまり作れないので、



完成までに時間がかかってしまいます。




お店をやっている訳ではないので、材料が業販で買えないので、



安いと言っても高くなってしまうこと。



コレは、私にはどうすることも出来ません。勘弁してください。



最後は1番の欠点。



技術が無いってこと。



お店を出している方たちと比べたら、天と地の差。



私みたいなレベルでお店は開けません。



間違いなく、私の師匠（ストックバーグの職人）たちとは、差がありすぎます。



このブログを見て下さっている方は良くご存知かと思いますが・・・・。



こんなレベルで良いって方がオーダーをくれます。



ありがたいことです。



いつも言っていることですが、



趣味のレベル（低い技術）なので、まだまだ伸びしろがあるはずです。



このブログを始めた頃の作品と今の作品を比べて見ても、



成長していることが分かると思います。



「革いじり。」を始めて3年目。さらに技術を上げるために、日々精進してゆきますっ！




今回の作品ですが、２５，０００円～２７，０００円で作りました。


カンガルーレースのダブルステッチの分が、高くなってしまった要因ですね。


値段設定ですが、使う革の量で決めています。



みなさん、感想などコメント下さいね。



それに、「こんなの作ってみて！」というのがありましたら、コメント下さい。



言われたモノ、すべて作ることは出来ませんが、



サンプル品として作ってみたいと思いますので。