まるつの革いじり。

長野県山形村の農民です。




只今、まるつファームはアスパラガスの収穫真っ最中！






全国各地の皆様から、ご好評を頂いておりまして、毎日問い合わせがあるくらいです。






皆さんもよろしかったら是非！






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今回紹介する作品はコチラ

ミディアムウォレットです。







外側は、コードバン。






大変高級なランドセルなどに使われる革です。





艶がハンパないです。






ウォレットロープなどを付けておくところは、今回依頼者さんの希望でこんな感じに。






後で軽く説明しますが、シンプルに仕上げるために、製作は複雑で手間が掛かっています。






内側は・・・・

こんな感じ。






今回のミディアムウォレットは、小銭入れはありません。






両側カード入れな感じ。





小銭入れがない財布を持つ人って大人な感じしますよね！？






私は、まだまだ子供です（笑）







札入れのところをちょっとＵＰで見せます。







仕切りがチラリズムな感じに。





コレは型紙のミスではありません。







チラリと出た仕切りを持って開くと・・・・

こんな感じ。







持たずに開くと・・・・

こんな感じ。






ちょっとの工夫で、かなり使い勝手が良くなるんです。







梅干し大の脳みそをフルに使って考えました。（笑）








先ほどの、ウォレットロープを付ける革の説明を。





革いじりをやっている方はどうやって作ったか想像できるかと思います。





黄色の豚革を付ける前に縫っていますよね！？






普通に作るのでしたら、豚革が先で、後で縫う感じ。






今回は逆。





糸が出るのがイヤだったので、こうしたんですが、






このやり方は、少し面倒臭いんです。






でも、妥協はしたくなかったので・・・・。





その甲斐もあって、シンプルな感じに仕上げることが出来ました。





糸が見えるか、見えないかで、雰囲気がガラリと変わりますからね。






今回のウォレットは、外側コードバン、内側サドルレザーという組み合わせ。






この組み合わせは、高級感も出しながらも安く作れるんです。





このウォレットで2万円くらい。






内側もコードバンですと、かなり高額になってしまいます。






お手頃価格で、ちょっと高級感を持たせたい人にはオススメですよ～。








最後に、





ホントは豚革は黒色で・・・と言われていたのですが、





ナチュラルのサドルレザーには「黄色」という思い込みが私にありまして、






打ち合わせしたメモを見ずに、迷わず黄色を付けてしまいました。（汗）






「この色の組み合わせも、悪くない」と言ってもらえましたが、反省しないと・・・。







技術だけじゃなく、そういうところも、ミスを無くしていかないといけませんね。






これからも、がんばりますっ！