まるつの革いじり。

長野県山形村の農民です。





この言葉は必ず入れるようにしています。





今、観光協会の協力をしていることもありまして・・・。






皆さんに山形村を知ってもらうために入れてます。






微力ながら・・・・ですがね。






今回紹介する作品はこちら

ロングウォレットです。





オール　オイルグレージングコードバンになります。






ステッチの赤が、またカッコいいでしょ！？






外側は・・・

こんな感じ。




シンプルなデザインになっています。







内側は・・・・

こんな感じ。





内側もストレートなラインでまとめたシンプルなデザインです。






依頼者さんから、「紳士な感じの・・・」と依頼され、この様なデザインとしました。






カードは４枚と、小銭入れの裏にポケットが付いている感じ。







その小銭入れは・・・・

こんな感じ。





使い易い、いつもな感じ。






しかし、今回初の構造があるんです。






それは、ふた。

こんな感じで、「差し込み式」になっているんです。




ココが今回１番悩んだ点。







紳士な感じだけど、差し込み式で。　　　という依頼。





今まで差し込み式と言えば・・・・

こんな感じでした。






これじゃ、紳士な感じというより、ワイルドな感じですよね！？





シンプルなデザインで、差し込み式じゃないと・・・・。





で、考えた結果がこのデザインって訳です。







刻印だってもちろんシンプルに。






トータル的に観て紳士な感じじゃないとね！






札入れは・・・・

こんな感じ。





いつもの両側スライドマチ。





この構造は最高だと思っています。






師匠が考えたかどうかは知りませんが、






フラットヘッドのウォレットはスライドマチを採用しています。






ちなみに、かなり前に師匠に使用許可はもらってあります。





技術を勝手に使っていませんよ（笑）





技術と言えば・・・






私の師匠は、「フラットヘッド」などのウォレットを作っている方。






「ストックバーグ」というお店の方たちなんですが、以前は「体験教室」をやっていたんです。






・・・もう、やっていませんが。






私はそこの生徒って訳です。






かなり前にも言ったことなんですが、







「教えてもらうなら、技術が高い方に教えてもらった方がいい」って思います。







コレは、どんなことにも当てはまると思います。






上の者が凄い方なら、下もそれなりに高いレベルまで育って行くんです。






例えば、指導者が１００のレベルなら生徒も１００になる可能性があるんですが、






５０しかない指導者にならっても５０くらいにしかならないってこと。







もちろん生徒の才能によって多少変わってきますが・・・






その点で、私は恵まれていると思います。





かなり高い技術の方に教えてもらえたので。






基礎って大事だと思うんです。






その基礎を高いレベルで教えてもらえたって思っています。






完全に習得出来ていないんで、私はこの程度のレベルでヘタクソなんですがね（涙）






指導する側って、それなりの技術が無いと教えちゃダメだって思うので、






私は、教えることはしません。






例えば、私が誰かを教えたとします。





その生徒は、私のレベルにしかなれない・・・・






それじゃ、可哀そうですし申し訳ないです。






「子供だまし」的なモノを作るくらいなら良いんですが、







ウォレットなどを作りたいと思っている方に、教える技術を私はまだ持っていません。







私は趣味のレベルですが、その程度の意識は持っていますよ。






まぁ、教えて欲しいなんて方は現れないでしょうし、






第一、その前に腕をもっともっと磨かないとね。







私はバカですが、好奇心と向上心はかなり持っています。






・・・・あっ！バカだから持っているのかぁ？（笑）